皆さんAlii!(アリー・パラオ語でこんにちは)
海外旅行で気になることの一つとして、「もし怪我をしてしまったり、病気になったら?」というのがあると思います。
もちろん旅行は楽しいものです。
しかし・・・、
- 言葉の問題
- 環境の違い
- 水や食べ物
- 治安
などなど、日本とは違うことがたくさんあるのも海外です。
「もし調子が悪くなったら…」とか、「怪我したらどうしよう…」という心配はあって当然。
特に、子連れ旅の方や、今まで海外旅行で体調を崩した経験がある方なども、やっぱり南国パラオと言えど心配ですよね?
そこで今回は、
- パラオにある病院一覧
- 場所
- 行き方
- 日本語は通じるのか
- 支払いは高額?
- 救急の場合は?
- 病院に行かなくてすむために
などなど、気になる点を抑えて行きましょう。
情報を入手しておくことは、いざという時に大きな助けになります!
しっかり整理していきましょう!
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パラオにある病院の場所・住所一覧まとめ
パラオ共和国は小さい島国で、人口は2万人ほどです。
病院も日本と比べれば圧倒的に少ないです。
- 国立病院が1つ
- プライベートのクリニックが3つ
- 国立病院内の歯医者が1つ
- プライベートの歯医者が1つ
これのみです。
病院 | 歯医者 |
Palau National Hospital(パラオ国立病院) | Belau National Hospital(パラオ国立病院) |
Belau Medical Clinic(ベラウメディカルクリニック) | MH Dental Clinic |
Family Surgical Clinic (Dr. Robert /ドクター・ロバート) | |
Pacific Family Medical Supply (Dr. Quarte /ドクター・クワルテ) |
それぞれ規模が違い、診てくれる先生の専門分野もそれぞれですが、国立病院(National Hospital)が一番大きいです。
また、救急は国立病院の「Emergency(エマージェンシー)」のみになりますね。
ちなみに「Belau(ベラウ)」というのは、パラオ語で「パラオ」を指し、公共機関の名前で「Bekau〇〇〇〇」と付いているのは「パラオ〇〇〇〇」という意味です。
場所はそれぞれ中心部近くにあり、ホテルやレストランから遠くはないですが、公共交通機関がないため、タクシーを利用してください。
パラオ国立病院
パラオで一番大きな病院がこちら。
PPR(パラオ・パシフィック・リゾート)というホテルのある島(アラカベサン島)にあり、コロール中心部から、車で10分ほどです。
Emergency(救急)もありますので時間外や土日はこちらへ。
ベラウメディカルクリニック(Dr. Yano)
パラオの中心部にあるクリニックで、W.C.T.Cショッピングセンターやパレイシアホテルなどからだと歩いて行ける距離です。
地元では「ドクター・ヤノ」と呼ぶ人がほとんどですので、タクシーなどで伝える際は、「ドクター・ヤノ」と言えば連れて行ってくれますよ。
Family Surgical Clinic(Dr.Robert・ドクターロバート)
国立病院で働いていた先生の個人のクリニックで、国立病院の敷地内にあります。
入場ゲートのすぐ右の建物です。
Pacific Family Medical Supply(Dr.Quarte・ドクタークワルテ)
こちらも国立病院のすぐ近くアラカベサン島にある個人のクリニックで、薬局も併設しており、サプリメントなんかを購入することもできますね。
ちなみに筆者は毒蜘蛛に刺された時にここのクワルテ先生に診てもらいました(汗)…。
注射一本で熱も腫れも引いてすぐに良くなったことを覚えています。
いやぁ~あれは驚いた(笑)!
病院への行き方は?日本語は通じるの?
パラオには電車やバスという公共の交通機関がありません。
場所にもよりますが、ほぼ車の移動となります。
タクシーをホテルでお願いするか、ホテルによっては送迎をしてくれるかもしれませんが絶対ではありません。
また、日本語の対応について。
これは残念ながら今のところ、ドクターによる日本語の対応は難しいです。
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日本人の歯医者さんは国立病院に一人だけおられるのですが、他には常駐の日本人ドクターは現時点では(2019年4月現在)いません。
可能であれば現地旅行会社の日本人スタッフ、自分が参加したアクティビティの会社や滞在先のホテルにいる日本人スタッフに相談するのが良いです。
大使館でも相談に乗ってくれますが、病院との直接のやり取りは基本的に個人でする必要がありますので翻訳のアプリを入れておくといざという時に便利ですよ!
支払いは高額になる可能性あり!旅行保険を確実に
これも心配な点ですよね。
【結論から言うとパラオでの医療費は高額になる可能性大で、基本的に全額負担です。】
筆者は現地で働き保険に加入しているためカバーされているのですが、旅行者の場合は個人で保険に入る必要があります。
なので、
いざという時のために、必ず「海外旅行保険」に加入してください。
これが運命を分けます。
私の知人は、留学先で肺炎になり入院した結果、医療費が300万円近くになったと言っていました。
海外旅行保険のおかげでカバーできたから良かったものの、「もし海外旅行保険に加入してなかったら…」と思うとゾっとする話…ですよね…。
救急の場合は?
救急の場合は、基本的に国立病院内にあるEmergency(エマージェンシー)に行くことになります。
救急車を呼ぶ場合は、「911」です。
気が動転すると日本の番号「119」を押してしまったという方が実際にいた通り、パッと出てこなかったりするのものですが、「パラオでの救急車は【911】」というのを覚えておいてください。
ちなみに警察を呼びたい場合は、【488-1422】です。
パラオはどこのお店でも大体気軽に電話を貸してくれますので、緊急の場合は近くのお店に入ってかけるか、お店の人に呼んでもらいましょう。
病院に行かなくて済むために
もちろん困った時は、病院を受診して頂きたいですが、できる限り外国では病院の世話にならず無事に過ごしたいですよね。
というわけで、パラオ特有の「病院に行かなくても済むように気を付けたいこと」をいくつか挙げてみますね!
ちなみに私は、ありとあらゆる状態で現地で何度も病院にかかっていますので(笑)、たぶん説得力ある方だと思いますよ(笑)!
- 蚊に刺されないようにする➡デング熱・ジカ熱の発生歴があります。虫よけは大事です。
- 日焼け止めをしっかりと➡日焼けによる火傷や日光アレルギーも日本よりも警戒しましょう。
- 水道水を飲まない➡パラオでは水道管工事が2019年に終わり、水もきれいになりました。しかしながら、環境の違いで気付かずに疲労がたまっている時は、いつもよりもお腹も壊しやすかったりします。念のためにお店で購入したお水を飲みましょう。
- 海では酔い止めを➡パラオではボートに乗って参加するアクティビティがほとんどです。海の上ではすぐに病院や揺れない場所には行けない為、心配な方は酔い止めを飲んでおきましょう。
- 水分補給をしっかりと➡陸(街)でも注意が必要です。炎天下で歩くとものすごく汗をかきます。とにかくパラオの晴れの日の暑さは強烈ですので、日傘や水分補給で脱水症状・熱中症を防ぎましょう。
- 鎮痛剤や胃腸薬などの常備薬を➡やはり炎天下や逆にスコールの中で一日を過ごすと、楽しくても後から疲れが出て頭やお腹が痛くなったりもします。常備薬は必ず持ってきてください。
- 無理をせず休むことも大事➡例えば、「当日に生理になってしまったけどせっかく予約したからもったいない!と海のアクティビティに参加し、日差しによる暑さと水による冷えで気分が悪くなってしまった」なんてことも。現地に来てから体調がすぐれない時は、無理をしないという選択も大切です。
パラオの人は本当に親切ですし、パラオの風はとても気持ち良いですし、海は大変美しいです。
しかし、体調不良は環境だけで治るものではないので、「旅行だから」と無理をせず、しっかり自己管理をすることも大切です。
まとめ
パラオには病院が少ないです。
その分、全てが近くに集まっており、着くまでの時間もかからない為、それは捉え方によりますがメリットでもあると言えるのではないでしょうかす。
日本のようなレベルのサービスが受けられるということはないのですが、体調不良やけがの際は迷わず受診した方が良いです。
必要な時に備え、頭に入れておいてくださいね。
- パラオの主な病院は国立病院が1つと、個人のクリニックが3つ
- 公共交通機関がないため、全て車の移動
- 日本語対応は今のところ難しいため、現地のツアー会社、滞在先やアクティビティ会社の日本人に相談
- 在パラオ日本大使館への相談も可能
- 費用が高額になる可能性が高い
- 海外旅行保険は必須
- 救急車を呼ぶ場合は「911」
- 病院に行かなくても済むようにできる限りの準備と対策を
現地の人はパラオ人も日本人も基本的に助け合いの精神もあり、親切です。
本当に困った時は、現地の人に声をかけてみてください。
「備えあれば憂いなし」
海外旅行保険は忘れずに!
Sulang!(パラオ語でありがとう)
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