
Alli!(アリー・パラオ語でこんにちは)
さて、このページをご覧くださってありがとうございます!
このページを読んでくださっているという事は、
「パラオ旅行を考えていて、安全対策をしっかりしておきたい」
というお考えをお持ちの方ではないでしょうか?
パラオ共和国には日本大使館があり、筆者は「パラオ在住日本人」として在留届を出しています。
ですので、パラオの安全情報や疾病対策、交通情報、公衆衛生や公共工事について、またはパラオで開催される様々なイベントについて随時日本大使館からお知らせが届きます。
とても丁寧に守って頂いている感じですね。
以前とある国のパラオ在住者と話をしていたところ、
「Japan Embassy(ジャパン・エンバシー➡日本大使館)はそんなことまで教えてくれるんだね!凄いね!」
と言われたことがあります。
当り前のように感じてしまいますが、日本大使館の方々のおかげで色々な情報を得ることができ、パラオでの生活を安全で快適に送ることができています。
というわけで今回は「いざ!」という時のために、
- パラオ大使館の場所
- 開いている曜日と時間
- どんな時に行くといいの?
- 日本語対応は?
- 行く時に必要な物は?
などを説明いたします。
安心してパラオ旅行を楽しんで頂けるよう、必ずチェックしておいてくださいね!
パラオでは場所によってインターネットが使えないところもまだまだありますので、必要な個所はメモッたりコピペして携帯に入れてくと便利ですよ!
では、一つずつ見て行きましょう。
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パラオ大使館の場所
パラオはたくさんの島からなる国です。
島から島へはボートでしか行けない場所もありますが、生活圏内の中心部「Koror(コロール)」は、橋で複数の島と繋がっています。
日本大使館があるのは、「アラカベサン島」という島です。
ホテルで言うと、PPR(パラオ・パシフィック・リゾート)というホテルがあり、レストランも何件かあります。
また、National Hospital(パラオ国立病院)も同じアラカベサン島にあります。
地図
アラカベサン島の端の方にあり、多くのホテルやレストラン、ショップなどがあるコロール中心部から橋を渡って車で行くことができます。
住所と電話番号
これはカルチャーショックを受ける方もおられることなのですが、パラオには「住所」という概念が存在しません。
ですので、「家に郵便物が届く」という日本では当たり前のことがパラオではありません。郵便局の私書箱に届いたものを、それぞれで取りに行く形です。
とは言え、世界から見たパラオの住所というのはあります。
P.O.BOX(➡私書箱)〇〇〇〇〇(番号)
Koror, Republic of Palau 96940 (郵便番号96940 パラオ共和国 コロール州)
これが、パラオの住所です。
「コロール州」のところに、送りたい「州」の名前を入れて、誰に送りたいかは、私書箱の番号を書きます。
国民全員が一人ずつ私書箱を保有しているわけではない為、組織ごとに分けられ働いている会社の私書箱に、社員みんなの荷物が届いて、会社で振り分けられるという感じです。
というわけで、パラオの日本大使館の公式ページでも、「住所」ではなく「所在地」として掲載されているのが以下です。
所在地 : Palau Pacific Resort, Ngarkebesang, Koror Republic of Palau
(パラオ・パシフィック・リゾート敷地内)
電話: (+680)488 – 6455 ➡(680)は国番号
FAX : (+680)488 – 6458 ➡ (680)は国番号
メール: jpembassy.palau@kx.mofa.go.jp
緊急連絡先: (+680)775-6455 / 6456 ➡(680)は国番号
引用元:在パラオ日本大使館公式ページ https://www.palau.emb-japan.go.jp/itpr_ja/about_us.html
Koror(コロール州)の前に書いてある「Ngarkebesang」というのが「アラカベサン島」のことです。
(余談ですが、パラオ語は「Ng」から始まる発音が多いです。)
また、電話番号冒頭の(680)は国番号ですので、国外からかける時や携帯電話からかける場合は必要ですが、パラオ国内のホテルや普通の電話からかける時は省いても大丈夫です。
パラオ大使館の開館日
日本大使館は365日24時間というわけではありません。
開館日は日本とパラオの祝日にも関係していますので、確認してください。
2019年の休館日
休館日は毎年変わる部分もありますので、基本的には「在パラオ日本大使館」の公式ページをご確認下さい。
2019年版を例として載せておきますね。
1月 | 1日(年始休暇)/ 14日(成人の日) | 7月 | 9日(憲法の日)/ 15日(海の日) |
2月 | 11日(建国記念日) | 8月 | 12日(山の日) |
3月 | 15日(若人の日)/ 21日(春分の日) | 9月 | 2日(労働者の日)/ 23日(秋分の日) |
4月 | 29日(昭和の日) | 10月 | 1日(独立記念日)/ 24日(国連の日) |
5月 | 1日(天皇即位の日)/ 6日(敬老の日)/ 31日(大統領の日) | 11月 | 28日(感謝祭)/ 29日(家族の日) |
6月 | ー | 12月 | 25日(クリスマス)/ 30・31日(年末休暇) |
上記のように、日本の祝日もあれば、パラオの独立記念日などもあります。
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開館曜日と時間
ちなみに、パラオは日本に比べて時間におおらかで、パラオの公共施設においてもそれは言えるのですが、日本大使館はもちろん時間通りです。
開 館 時 間: 月曜日~金曜日 午前8:30~12:00 午後13:00~17:15
領 事 窓 口: 月曜日~金曜日 午前9:00~12:00 午後13:00~16:30
時 差: 日本との間には時差はありません
引用元:在パラオ日本大使館公式ページ https://www.palau.emb-japan.go.jp/itpr_ja/about_us.html
もし「どうしても緊急で利用したいけど開館時間ではない」という場合は、
【緊急連絡先: (+680)775-6455 / 6456 ➡(680)は国番号】に連絡しましょう。
どんな時に大使館に行くといいの?日本語対応や必要なものは?
外務省では【海外安全パンフレット・資料】として、というものを発行しています。
お時間がある時に、「外務省海外安全ホームページ」でダウンロードできますので見てみてください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_02.html
「大使館・総領事館のできること」の中で書いてある要点をまとめると、
- 大使館・総領事館では海外における日本人の保護や安全対策のために任務にあたっている
- 海外で抱えている問題について様々な相談を受けることができる
- しかし海外ではその国の法律があり、その国の行政・司法手続きが必要になる
- また必ずしも日本と同様のサービスがや救済が受けられるとも限らない
- 在外公館の体制・権限などの制限もあるため、できることにはおのずと限界がある
- 問題解決にはそれぞれの努力も必要(旅行者本人の)
- 安全確保と行政サービスを共に考え実施していきたい
- 気軽に最寄りの大使館・総領事館に相談に来てください
- 以下の件について相談に乗るがそれぞれ「できること・できないこと」はある
- 事件・事故・緊急入院など
- 盗難・紛失など
- 大規模な緊急事態(災害や戦争など)
- 行方不明
- 逮捕・拘禁去れた時
(※書類申請などの「行政サービス」については、基本的に旅行者ではなく在住者適用なので省きます)
というわけで、とにかく何か困ったことが合って自分たちでは解決が難しいという場合は、ホテルや滞在先のスタッフに相談して大使館につないでもらうか、実際に大使館に電話するか、直接行くか、いずれかの形で相談してみてください。
日本語対応は?
日本大使館では、基本的に日本人が対応してくれますので、言葉の問題は心配ありません。
日本語・英語対応は可能です。
筆者も手続きなどで時々お世話になりますが、皆さん本当に優しく、丁寧にいろいろと教えてくださいますので安心してくださいね。
必要な物は?
パスポートの紛失や盗難で大使館に行く場合以外は、必ずパスポートは必要です。
また、それ以外にも身分証明書(免許証・保険証など)があると良いですね。
あとは、旅行前にご指定の「緊急連絡先」もわかるようにしておきましょう。
携帯電話はもし落としてしまったり紛失、もしくは故障・水没などがあった場合にすぐに確認できない為、携帯以外にも必要な情報は手帳に書き込んだり、プリントして持っておくとバックアップとして良いと思います。
まとめ
海外旅行は今やとても簡単に行けるようになり、身近なものとなりました。
美しい景色、体験したことのない文化、美味しい食事、楽しいアクティビティ、などなど非日常の体験がくれるものは本当に大きいですよね。
筆者も海外に住んで10年以上ですし、旅行や出張で様々な国に出かけてきました。
素晴らしい経験と共に、困ったことや危なかったことも正直ありました。
楽しみな海外旅行だからこそ、自分の身を守る安全対策も万全にしていきましょう。
- パラオには「在パラオ日本大使館」がある
- パラオには住所という概念はない
- 大使館はアラカベサン島のPPR(ホテル)の敷地内にある
- 中心部Koror(コロール)から車で行ける
- 休館日もある為、チェックしてから出向く
- 休館している場合は緊急連絡先に連絡を
- 日本語・英語対応で親身に相談に乗ってくれる
- 様々な相談を受けることができるが、日本と同様のサービスとは限らない
- 自身の対策も必要
- 渡航前に外務省のホームページで「海外で困ったら 大使館・総領事館のできること」をチェックしておく
- パスポートは必須
- 海外旅行保険も忘れずに
パラオは基本的に治安も良く、日本人に対してとても好意的な国です。
しかし、海外です。日本とは違う危険も潜んでいます。
過度に怖がる必要はありませんが、国内旅行とは違った準備も必要です。
「備えあれば憂いなし」
楽しい旅行にするためにも、渡航前にしっかり準備して来て下さいね!
Sulang!(パラオ語でありがとう)
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